国宝がそびえる歴史の街・犬山市でウワサのお店巡り!(前編)『デラメチャ気になる!』
はるな愛と村上佳菜子が東海地方の話題のスポットに出かけ、“気になる”を調査しながら街歩きする番組『デラメチャ気になる!』。8月8日の放送でははるなと村上が国宝犬山城がシンボルの歴史の街『犬山市』でウワサのお店を巡りました。
全国唯一!ハローワークで就職した『ママさん鵜匠』の凄すぎる動物愛!
木曽川の涼風を受ける国宝犬山城。その城下に広がる『犬山市』で最初に検証するのは「犬山は真昼間から鵜飼が楽しめて、しかもヘビ好きな『ママさん鵜匠』がいるらしい」というウワサ。『ママさん鵜匠』でしかも『ヘビ好き』というデラメチャ気になるワードに興味を引かれながら、はるなと村上が早速調査へと向かいます。
1300年の歴史を誇る木曽川鵜飼は織田信長も愛したという夏の風物詩。鵜飼というと夜にかがり火をたきながらのイメージが強いのですが、木曽川鵜飼では昼間でも楽しめる『昼鵜飼い』が行われています。木曽川鵜飼の乗船場に到着すると、まず目に入ったのが木曽川鵜飼の鵜匠たちが描かれた大きな看板でした。
4名の鵜匠のうち女性はひとりだけ。受付で尋ねてみるとすぐに分かったようで、ママさん鵜匠がやってきました。
全国唯一の『ママさん鵜匠』は稲山琴美さん。育休から復帰して、今は2人のお子さんを育てながら木曽川鵜飼の鵜匠として活躍されています。ちなみに先ほどのパネル写真は「10年ぐらい前のもの」だそうです。
稲山さんの大切な相棒である鵜を見せてもらいました。
鋭いくちばしにエメラルドグリーン色をした目。とっても立派なウミウです。稲山さんが鵜匠になったきっかけはなんと「ハローワークで鵜匠を募集していた」こと。小さな頃から動物好きで、動物とパフォーマンスをしたいと思っていたところハローワークで鵜匠の募集を見かけて応募したそうです。そんな稲山さんにまつわる気になるウワサが『ヘビ好き』。そのウワサについて尋ねてみると稲山さんが一枚の写真を見せてくれました。
腕よりもはるかに太い大きなヘビを首に巻き、嬉しそうな絵画を見せる稲山さん。想像以上の大きさに村上は「ガチなやつだよ」とびっくりしていました。動物好きが高じて鵜匠になった稲山さんですが、それだけでは務まらない仕事だと言います。その一つが『かがり火』。夜の鵜飼いで焚くかがり火が大変熱く、毎回ヤケドをしてしまうほど。今でも「アツアツアツアツッ」と逃げながら鵜飼いをされているそうです。ちなみにつけまつげをしていた10年前は、火の粉が乗ってしまったまつげが溶けて顔にへばりつき、シミになってしまったこともあるんだとか。大変なお仕事です。
鵜飼いの実演も少しだけ見せてもらいました。大きな鮎を4匹も丸呑み!
鮎を吐かせた後に喉を優しくマッサージしてあげる稲山さんの姿に、相棒への愛情が感じられます。「せっかく1300年歴史のある中に入れてもらったので後輩ができるまでは続けて後輩につなげたいと思う」と話す稲山さん、動物愛があふれたママさん鵜匠としてこれからもますます活躍されていくことでしょう
跡継ぎは24歳!?じいじ好き&老舗田楽店の泣き虫女社長!
犬山市で2つ目に検証するウワサは「若すぎる社長がやっている老舗の田楽店」。2人は創業約130年を数える犬山名物・田楽の老舗「松野屋本店」を訪れます。
店内に入ると妙齢の女性がお出迎え。素敵な方ですが、若すぎる社長というウワサとはちょっと違うような……??
2人を出迎えてくれたのはこの店の大女将。ウワサの主は奥で待っていたようですぐに呼んでくれました。
「若すぎる社長」とは、松野屋本店の若女将である中川星南さん。半年前に急遽お店を受け継いだという中川さんは、なんとまだ24歳。常連客からも愛されている若社長です。
130年の歴史を受け継ぐ24歳の若社長のこだわりは「変わらぬ味」。看板メニューの田楽に使われる田楽みそは八丁味噌を数種類ブレンドしており、祖父母が決めた伝統の味をしっかりと受け継いでいます。お味噌の焦げた良い香りに喉が思わずゴクリ……。
ということで、早速試食させていただきました。
やさしいながらもしっかりと感じられる味噌のうまみと甘みが、豆腐の豆の感じとピッタリ!特に村上がこの田楽味噌の味を気に入ったようで「お味噌をお米に塗っても食べられる」とご満悦でした。
中川星南さんが若干24歳で社長の座を受け継いだ理由は大好きだった祖父の遺言。祖父の生前から「お店は星南に継いで欲しい」と話していそうです。大女将である祖母もそれまで店を支えてきた祖父が急逝した後「あとは若い子たちに頑張って欲しい」と後押し。星南さんも「おじいちゃんおばあちゃんのために」との思いで引き受けたと話します。
とはいえ、老舗を守るプレッシャーは相当なもの。自身のことを「お豆腐メンタル」とはなす星南さん、「家族や従業員さんが支えてくれているのでそれで何とか」と言います。それでも「今あるものを大事に守っていくこと」を第一に考え、「いいとこは残しつつ守っていくことが今は目標」と話していました。若き女性社長が受け継いだ老舗田楽店、これからがとっても楽しみです。
犬山市でのウワサ巡りはまだまだ続きます。続きは後編にて![後編はこちら]
取材先
木曽川鵜飼
住所:犬山市大字犬山北白山平2先
お問い合わせ:0568-61-2727
コメント:昼鵜飼:大人3,000円、小人…1,500円
夜鵜飼:大人3,000円、小人…1,500円
松野屋本店
住所:犬山市大字犬山字北首塚28-1
お問い合わせ:0568-61-2417
料金:でんがく定食…1,200円
コメント:創業約130年、犬山名物の田楽店。
秘伝のたれは、数種類の八丁味噌でブレンドした伝統の味。
『デラメチャ気になる!』
はるな愛と村上佳菜子が東海地方の話題のスポットに出かけ、“気になる”を調査しながらぶらり街歩きする番組。Locipoでは過去の放送も配信しています。
【放送局】テレビ愛知 毎週日曜日 午後2時30分放送
【番組HP】https://tv-aichi.co.jp/deramecha/
【配信】Locipo、YouTube
※記事の内容は放送当時のものです。