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鉄道会社の60代運転士がアルコール検査せず列車を運転 数年前からで監督者も黙認「ベテランで指摘しづらかった」

05.22(木)05:57

三重県の桑名駅と岐阜県の揖斐駅を繋ぐ「養老鉄道」の60代の男性運転士が、数年前からアルコール検査をせずに列車を運転していたことがわかりました。検査の監督者らもその事実を認識していました。 養老鉄道によりますと、60代の男性運転士は、国土交通省が定める列車の運転の前後のアルコール検査を、少なくとも1年8カ月前から受けていませんでした。 事故はなく、実際に酒気を帯びた状態で運転はしていなかったということです。 検査の監督者らも男性運転士が検査をしていないと認識していましたが、アルコール量はゼロと記録していました。 中部運輸局から指摘を受け内部調査で発覚し、検査の監督者の一人は「男性運転士は35年目のベテランで、指摘しづらかった」と話しているということです。 養老鉄道は、男性運転士と検査の監督者らの処分を検討しています。