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「言葉に表せないほどの悲しみ」自衛隊機の墜落事故で2人の死亡確認 現場には花が・・・ “機体の油回収”に田植えが迫る農家は不安 愛知・犬山市の入鹿池

05.23(金)19:18
愛知県犬山市の入鹿池に自衛隊機が墜落した事故で22日、搭乗員2人の死亡が確認されました。現場では23日も機体や油の回収作業などが続いています。
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(大野和之記者)
「墜落現場となった愛知県犬山市の入鹿池には、花が手向けられています」
22日、死亡が確認された井岡拓路1等空尉(31)と網谷奨太2等空尉(29)。
(内倉浩昭 航空幕僚長)
「可能性に満ちた若い2人の仲間、航空自衛官、そして戦闘機パイロットを突然の事故で一緒に失いましたことについて、言葉に表せないほどの悲しみを感じています」
事故から10日目の23日、自衛隊などは午前7時半から約350人態勢で機体の捜索を行っています。
防衛省によるとこれまでに水平尾翼の一部などが見つかり、今後、機体を引き上げる検討をしています。同時に進められているのが墜落した機体の燃料である、油の回収です。
田植えは9日後…心配なのは「油」
入鹿池の水は犬山市や大口町などの水田で使われます。地元の農家に話を聞くと。
(地元の農家)
Q.いつから田植え?
「6月1日が入鹿用水からの配水計画になっている」
田植えが9日後に迫る中、心配しているのが…
「油は軽い。一番心配しているのは、入鹿池は雨が降って水位が高くなってくると水が川に流れる構造。それが流れた時が怖い」
今後大雨などで水かさが増した場合、取水塔の脇にある水路から浮いた油が流れ出ないよう、入鹿池の水の管理者と対策を話し合っているということです。