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緊急走行中の救急車など 事故相次ぐ 愛知・三重

09.10(水)01:13
愛知県と三重県で、緊急走行中の救急車や消防車が別の車と接触するなどの事故が相次ぎました。
消防によりますと、事故があったのは春日井市の県道で、8日午前11時20分ごろ、サイレンを鳴らし男性を搬送中だった救急車が前を走るトラックと接触しました。男性は別の救急車で病院に搬送されましたが、その後心筋梗塞で死亡しました。
男性は胸の苦しさを訴えていて、別の救急車が到着する前に心停止に至ったということです。
事故の影響で搬送が約20分遅れたということですが、消防は死亡との因果関係について調査中としています。救急車がトラックを追い越そうとしたところ、トラックが前方の路肩に停止した乗用車を追い越そうとしたため、接触したということです。
また9日、三重県松阪市でも、火災現場へ向かうために緊急走行していた消防車が交差点で軽自動車と衝突、軽自動車は道路脇の田んぼに転落し、運転手の女性(78)が軽いけがをしました。消防によると消防隊員3人にけがはなく、事故による消火活動への影響もなかったということです。
事故を受け、松阪地区広域消防組合の高橋淳也消防長は「深くお詫び申し上げます。安全運転の徹底と交通事故の防止に努めます」と述べました。