
土用の丑にはギリギリの時期…シラスウナギの豊漁で「うなぎ」は安くなるのか 養鰻業者の池はすでに“ほぼ一杯”

03.20(木)21:05

漁獲量の減少で「白いダイヤ」とも呼ばれるシラスウナギが、2025年は豊漁となっています。豊漁で「うなぎ」が安く食べられるとの期待の声もありますが、なかなか簡単にはいかないようです。 シラスウナギの漁獲量は、乱獲などによって減少傾向にあります。2020年は17トンありましたが、2024年は7トンに減少しています。60年前までさかのぼると、230トンもありました。 気になるのは、シラスウナギの豊漁で「うなぎ」の価格が安くなるかです。 岐阜県内のウナギを扱う業者に聞いたところ、「業者にもよるが、獲れたシラスウナギは2025年の盆頃から食べられる」といいます。土用の丑に、間に合うか間に合わないかのタイミングです。 しかし、養鰻業者の池が「高価」な時期に獲れた稚魚でほぼ一杯で、受け入れ先が限られているといいます。 また、米や電気、ガスなどの高騰もあります。 厳しい条件には変わりありませんが、これまでの高騰を考えると、少しはバランスが取れるようになり、値段が落ち着くことが期待されています。