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グルメ犬も唸る「犬のおやつ」の原材料は「牛タンの皮」 SDGsがビジネスになる梱包資材会社の取り組み

テレビ愛知
12.09(月)14:42

「牛タン」を作るときに出る皮を再利用して、「犬のおやつ」を作った愛知県碧南市の梱包資材会社を取材しました。

「牛たん皮」ジャーキーの誕生

「牛の舌の皮」ジャーキー

福岡市のドッグカフェで提供される犬用おやつ「牛たん皮」ジャーキー。犬たちが元気よく飛びつき、飼い主もその食いつきに驚いています。このおやつは、牛タンの皮を乾燥させたもので、添加物は一切使用されていません。

鈴木紙器 鈴木洋社長

販売しているのは、碧南市に本社を構える鈴木紙器。1955年の創業以来、梱包用資材を手がけています。食とは無縁と思われがちですが、取引先の精肉加工業者との会話からアイデアが生まれました。精肉加工業者からは月に約1トンの牛タンの皮が廃棄物として出ており、その処理に困っていたのです。

牛タンの皮を乾燥させ、脂を落としてジャーキーに

牛タンの皮を無償で引き取って加工

牛タンの皮は食用には適さず、捨てられることが多いです。しかし鈴木紙器はこの皮を無償で引き取り、ペットフードメーカーに加工を依頼。牛タンの皮を乾燥させ、脂を落としてジャーキーとして販売しています。栄養価の高い食品残さをバランスよくエサに混ぜることで、一定の肉質に育てています。

ただ、開発にあたり、課題もありました。

大きさが課題に

鈴木紙器 鈴木 洋社長:
「イベントなどで試供品を実際に犬に食べさせてみたところ、『大きい』と言われました。そのものを乾燥させて、そのまま商品として出していたので。小型犬だと食べづらい、と」

乾燥させる前にカット

そこで乾燥前に皮を適度な大きさにカットし、小型犬でも食べやすいように改良。2024年4月に販売が開始されました。この取り組みは、SDGsにつながるだけではありません。精肉加工業者は「皮」の廃棄コストをカット、ペットフードメーカーは加工賃を得られ、鈴木紙器には「牛たん皮」の売り上げが立ちます。「お客さまの困りごとを解決することによって、みんながウィンウィンになれます」と鈴木社長。

農家とのタッグを組む、新たなプロジェクト

トマトの茎を紙にできないか、開発段階

鈴木紙器は次のSDGsの取り組みとして、農家とタッグを組む計画です。例えば、トマトの栽培で出る茎などを紙にするプロジェクトを開発中。これにより、廃棄物を減らし、新たな価値を生み出すことを目指しています。

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