三重県御浜町の夜行バス事故　現場の道路にブレーキ痕なかったか　死亡した運転手に体調問題なし

三重県御浜町の国道で、夜行バスが道路脇の林に突っ込み運転手が死亡した事故で、現場にはブレーキの痕がなかったとみられることが分かりました。

　警察などによりますと、23日午後8時半ごろ御浜町の国道42号で、和歌山県那智勝浦町からさいたま市に向かっていた西武観光バスの夜行バスが道路脇の防風林に突っ込みました。

　バスを運転していた埼玉県川越市の橋爪悟司さん（57）が死亡し、乗客21人も病院に運ばれ、骨折した人もいたということですが、いずれも命に別状はありません。

　警察によりますと現場にはブレーキの痕がなかったとみられるということです。

　近所の住民は「えらい音したよ、ガシャーンって。衝撃の音やったね」と話しました。

　運行会社によりますと、運転手には持病などはなく、当日の点呼でも異常はなかったということで、警察が事故の原因を調べています。