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「励ますためだった」 採用試験受験者に採点基準や他人の結果を伝え戒告処分に 名古屋市教委

04.30(水)16:35
名古屋市教育委員会は、男性職員(42)がスクールカウンセラーの採用試験を受験した職員に対して、採点基準や別の人の結果を伝えたとして、戒告の懲戒処分としました。
30日付で戒告の懲戒処分を受けたのは、名古屋市教育委員会の男性指導主事(42)です。
市教委によりますと、指導主事は、去年9月、スクールカウンセラーの採用選考で不合格だった職員に対して、採点基準や別の職員が補欠合格だったことなどを伝えていました。
不合格だった職員が職場に相談して発覚し、市教委の聞き取りに対し指導主事は「励ますためだった」などと話しているということです。
また、補欠合格だった職員に対しては、勤務時間外の会食の場で「模擬相談がかんばしくなかった」などと結果に関することを伝えていました。
指導主事は「公務員としてあるまじき行為をしてしまい、情報を提供した受験者に苦しみを与えてしまった。周囲に対しても多大な迷惑をかけ申し訳ない」と話しているということです。