猛暑に強い野菜も…レンコンが巨大化し豊作 「早く収獲していい状態で出荷したい」 名産地の愛知・愛西市で

ことしの猛暑。中には良い影響を受けている野菜も。
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秋から冬にかけ旬を迎える、愛知県愛西市の名産「レンコン」。愛知県は全国第4位の出荷量を誇り、そのほとんどが愛西市で作られています。
(レンコン農家 田中隆司さん)
Q.ことしの出来はどう?
「なかなか豊作で、量もとれていい感じ」
愛西市は木曽川、長良川、揖斐川の豊富な水源が近く、高温多湿な環境がレンコンの生育に適しているのだといいます。
松本道弥アナウンサーが収穫作業を体験してみると。
(松本)
「水深自体は深くないけど、下が泥になっていて沈み込みますね」
水深は深いところで1メートルほど。ホースから出る水で泥をかき分けて収穫します。
(松本)
「手に丸い物が当たりました。取れました!大きい!こぶし2個分くらいの大きさです」
(田中さん)
「きょうイチ大きい」
(松本)
「まったく水中が見えないので手探りでやらないといけない。泥が重たくて水の中なので動かしづらい。こういう皆さんの努力があって、美味しいレンコンがスーパーに出てくるんですね」
(田中さん)
「ぜひ食べていただけると助かります」
暑さに強い!「成長が早くなり量もとれる」
田中さんの畑では、毎年お盆過ぎから収獲が始まり、年間約50トンのレンコンを収穫していますが、ことしは暑さの影響で例年より大きなレンコンが収穫できているということです。
(田中さん)
Q.なぜ暑いと大きく育つ?
「成長が早くなるので、量もとれるし大きくなる」
Q.レンコンは暑さに強い?
「とても丈夫で耐久性がある野菜なので」
豊作である一方、暑さでこんな影響も。
(田中さん)
「成長が早いと、ぬけ(悪くなるの)も早くなるので、なるべく早く収獲していい状態で出荷したい」
例年、年を越えて5月いっぱいまで続くレンコンの収穫作業ですが、ことしは少し早めの4月からゴールデンウイークまでに収穫が終えられるよう、作業を進めるということです。