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"トランプ関税"が年間の営業利益1兆4000億円押し下げ 営業利益・純利益の通期見通しを下方修正 トヨタ自動車

08.07(木)18:33
トヨタ自動車によりますと、2025年4月から6月までの連結決算で、売り上げは、2024年の同じ時期と比べ3.5%増えて約12兆2533億円と過去最高を更新しました。
一方で、本業のもうけを示す営業利益は、前年同期比10.9%減の約1兆1661億円で、アメリカのトランプ関税で4500億円のマイナスの影響を受けたということです。
純利益は、前年同期比36.9%減の約8413億円でした。
2025年度の見通しについては、営業利益は当初より6000億円マイナスの3兆2000億円に、純利益は4400億円マイナスの2兆6600億円に、それぞれ下方修正しました。
いずれも8月以降の関税を15%としたうえでの試算ですが、年間の業績についてもトランプ関税の影響で営業利益は1兆4000億円押し下げられると見込んでいます。
また、トヨタ自動車は豊田市貞宝町周辺に新しい工場を建設するため、土地を取得することを決めたと明らかにしました。2030年代はじめの稼働開始を目指し、生産車両については今後検討するとしています。
トヨタは、自動車産業で働く人を守るため「死守する」としている国内生産300万台を維持し、トランプ関税の中でも国内での生産を強化したい考えです。