
新着
中区ホテル男性遺体 “美人局”指示 男が起訴内容認める 9日に開かれた初公判

09.09(火)12:21
今年6月、名古屋市中区にあるホテルの一室で、男性の遺体が見つかった事件で、“美人局”を指示したとして、恐喝の罪に問われている男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。
この事件は今年6月、中区栄のホテルの一室で、愛知県春日井市に住む32歳の男性が死亡しているのが見つかり、現金などが奪われたもので、起訴状などによりますと、春日井市の無職・波多野佑哉被告(23)は、現金を脅し取ろうと、“美人局”を計画し、仲間の加藤伶音被告ら2人に「俺の妹に何してんだ」などと男性に因縁をつけさせて、現金およそ4万円などを奪わせた恐喝の罪に問われています。
9日、名古屋地裁で開かれた初公判で、波多野被告は、起訴内容を認めました。
続く冒頭陳述で、検察側は、「美人局」を計画した波多野被告が役割分担を確認したことや、分け前として1万1千円を受け取ったことなどを指摘し、拘禁刑3年を求刑しました。
一方の弁護側は、「事件を主導したのは加藤被告である」などとして執行猶予付きの判決を求めています。
また、加藤伶音被告(20)は抵抗した男性の首をしめて窒息死させ、現金などを奪った強盗致死の罪で起訴されていて、男性を誘い出した当時19歳の女が恐喝の非行内容で家裁送致され、保護観察処分となっています。