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家庭内暴力から逃れて転居した妻子の住所を誤って夫に漏らす 市役所が再引っ越し費用など約80万円を支払って謝罪 愛知・稲沢市

06.03(火)13:51
愛知県の稲沢市は、夫の家庭内暴力=DVから逃れて転居していた妻と子どもの住所が書かれた書類を、誤ってDV加害者側の夫に手渡してしまったことを明らかにしました。
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稲沢市によりますと、保育園に通う子どもの家庭状況を確認するための「支給認定現況届」を作成する際に、市の保育課が誤って夫のDVから逃れて転居した妻と子どもの住所を入力していたということです。
現況届は去年10月中旬に、公立の保育園からDV加害者側の夫に直接手渡されていて、その後に妻の親族から市に問合せが入ったことで今回の事態が発覚しました。
このため、妻は改めて転居せざるを得なくなり、市は妻に謝罪し、引っ越しなどにかかった費用の約79万8000円を支払ったということです。
今回の問題を受け、市の担当者は「DV被害を受けた人の書類には今後は住所を記載しないことや市の関係各所と連携したチェック機能の強化などで再発防止をはかりたい」とコメントしています。