
選挙協力も“解消”…自公連立政権の突然の終焉 愛知の国会議員のホンネは 自民議員「個人的な付き合いも…」


26年間にわたり続いた自公連立政権が、公明党の離脱により終止符が打たれることになりました。東海3県選出の国会議員からも、戸惑いの声が上がっています。
■選挙協力も解消…「公明票」今後の行方は
公明・斉藤鉄夫代表(10月10日): 「自公連立政権についてはいったん白紙とし、これまでの関係に区切りをつけることとしたいと思います」 公明党の連立政権からの離脱。石破総理辞任後の首相指名選挙だけでなく、国政選挙での協力も解消するとしています。

熱田区など愛知4区を地盤とする工藤彰三衆院議員は…。 自民・工藤彰三衆院議員: 「今回、総裁選挙で私は特に高市候補、現総裁を推してきた立場からすると、なかなか厳しい状況だなと」

26年続いた自公連立政権の突然の終焉に「なかなか厳しい状況」だと話します。 自民・工藤彰三衆院議員: 「ここ数年、色々な面で政策がぶれた分をまっすぐ戻すということで、高市総裁誕生に向けて動いてきましたから、ここであえて白紙撤回のことがあったからといって、ぶれてはいけない」 工藤議員は2024年の総選挙でも、およそ9300票差で敗れ、比例で復活していて、公明党と選挙協力が得られなくなると、次はより厳しい状況になると言えそうです。 自民・工藤彰三衆院議員: 「個人的な付き合いも地域の付き合いも、色々なところでありましたから、そこはそんなに急に変わらないとは思いますけど」 愛知4区で工藤議員と長年議席を争ってきた、立憲民主党の牧義夫衆院議員は…。

立憲・牧義夫衆院議員: 「自民党から見れば不安定かもしれないけど、国民生活が安定すればそれでいいわけですから」 自公連立解消が、今後の選挙にどのような影響を及ぼすのでしょうか? 立憲・牧義夫衆院議員: 「結果を見てみないと分からないですよね。(自民候補に)これまでどれくらい公明票がのっていたのか、あるいはのっていなかったのか、次の選挙まで分かりません」
■「時代が変わる」期待の一方で「早く安定化を」
四半世紀余り続いた連立政権の解消、市民からは変化を期待する声も聞かれます。

牧議員の支援者: 「時代が変わるなと。ここからどういうふうになるか不安もありますけど、時代が変わる時って期待もあるので、そっちに期待しています」 工藤議員の支援者: 「自民党単独でやれるものだったら、それはそれでとても良いことだと思うんです。やっぱり考え方とか施策が違うので」 変化を期待する一方で、「政治の安定」を求める声もあります。 工藤議員の支援者: 「物事が進むのが、ちょっと時間がかかるのではないか。その前に根回しをしなきゃいけないような状況になるのかなと」 牧議員の支援者: 「経済的に安定してないんですよね、政治が。それで非常に揺れているので、なんとか早く安定化していただきたい」