全国で相次ぐ「逆走」 高速で遭遇したら左側車線に変更、徐々に速度を落とす

「逆走事故から身を守る」。多くの人が高速道路を利用するゴールデンウィークですが週末に大きな事故も起きてしまいました。その原因とみられる「逆走」。全国でも相次いでいるといいます。
国土交通省によりますと、高速道路での逆走事案は全国で毎年200件前後、単純計算で2日に1回の頻度で起きているといいます。
そのうち約3割は、自分が逆走しているという認識すらなかったというデータも――
「逆走車に遭遇したら怖いなと思いますし、気が動転したら自分も起こしかねないので、そういうところは気を付けたい」(香川から静岡に帰省中)
Q.「ヒヤリ」とした経験は
「全然知らない道で遠方に旅行している時に『一方通行だった』というパターンはあります」(香川から静岡に帰省中)
「前の車が車線変更して、目の前に逆走車が来たらどうしようもないですよね」(東京から愛知・豊明市に帰省中)
逆走は、東海地方でも度々発生

高速道路上の逆走は、東海地方でも度々起きています。
去年6月、愛知県内の伊勢湾岸道・飛島IC付近では、逆走する車が、そのまま本線へと向かい、スピードを緩める車の間を分け入るように、衝突すれすれの走行を続ける場面がカメラにとらえられていました。
去年10月には、豊川市の東名高速でも、前の車のブレーキランプが点灯し、急に車線を変更。すると、前方から追い越し車線を逆走する軽トラックの姿。正面衝突はまさにギリギリで回避されました。
万が一、逆走車に遭遇したら?

万が一、逆走する車に遭遇したら私たちはどうすべきなのでしょうか?
「逆走車は追い越し車線を走行する傾向があり、自分の走っている方向が間違いだと気づかずそのままその車線を走ってくる傾向があります。逆走車に気付いた場合は、とにかく周りをみて車線を変更すれば回避できる可能性があがります。左側の車線に変更しながら徐々に速度を落とし、出来ればハザードランプで後ろの車にも気づかせてあげられるような注意喚起をお願いしたい」(ネクスコ中日本 花田大輝さん)