卵が高い「1パックあたりで約50円アップ」 鳥インフルエンザの影響続く…今後価格はどうなるの?

コメ高騰をなんとかしようと政府も動いてはいますが、価格の優等生=「卵」の値段も気がかりです。愛知県一宮市にある直売所を訪ねました。
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こちらではブランド卵「尾張の卵」が9日は、Mサイズ10個入りで280円。去年の同じ時期に比べると30円ほど値上げしているといいますが、直売所なのでこの値段にできているといいます。
しかし、いまの卵の市場全体はどうか?というと…
(一宮市浮野養鶏・松名聡さん)
「昨年11月くらいに鳥インフルエンザが発生して、価格は高止まり傾向になっている。1パックあたりに直すと40~50円高くなっているのではないか」
去年から各地で鳥インフルエンザが蔓延。愛知県内でも発生し、ニワトリを殺処分したり円安などによってエサ代も高騰。こうしたことから卵の値段にも影響が及んでいます。
今後、卵の値段はどうなっていく?
(買い物客)
「卵やっぱり高くなってますよね。もうちょっと安定した値段に戻ってほしい」
「(この直売所は)安いと思います。息子のお弁当に卵焼きを入れてあげたいと思って、どうしても朝2つは使っちゃうので、夕飯には使わないとか(工夫する)」
「卵はここですよ。全部値上がりしていますもんね、大変です、生活が」
では、今後の価格の見通しは?
(一宮市浮野養鶏・松名聡さん)
「若干上がったり下がったりというような形で、極端な(価格の)変動が見込めるかどうかというのは、難しい」
つまり、すぐに値段が元に戻る見込みは薄いのでは?ということです。松名さんは「例年夏は需要が減るので供給とのバランスでなだらかに値段は下がり、冬にかけてまた需要が上向くといまの値段に戻るかもしれない」と話します。
(一宮市浮野養鶏・松名聡さん)
「なかなか心苦しい。(価格の)優等生のままでいられることは、ずっとではないのかなと思う」