高校生に「プログラミングの技能を伸ばせる」と勧誘か 無職の31歳男を逮捕 ミャンマー拠点にした特殊詐欺グループ

ミャンマーを拠点にした特殊詐欺事件で、逮捕されたリクルーターの男が「技能を伸ばせる仕事がある」などと言って実行役を勧誘していたことがわかりました。

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ミャンマーを拠点にした特殊詐欺グループをめぐっては、警察官などを名乗って電話をかけ、三重県鈴鹿市の男性から現金990万円をだまし取った詐欺の疑いで、名古屋市の16歳の男子高校生らが逮捕されています。

警察は新たに、この高校生らを詐欺の実行役である「かけ子」に勧誘したとみられる住居不定・無職の丸杉龍実容疑者（31）を詐欺の疑いで逮捕しました。

捜査関係者によりますと、丸杉容疑者はSNSで「龍」と名乗り、高校生に「プログラミングの技能を伸ばせる仕事がある」などと勧誘していたということです。2人は飲食店などで複数回会ったのち、丸杉容疑者がミャンマーに行くためのパスポートや航空券を手配したとみられています。

警察は丸杉容疑者の認否を明らかにしていませんが、リクルーターである丸杉容疑者にも指示を出していた人物がいるとみて、詐欺グループの実態解明を進めています。