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伊勢神宮の「式年遷宮」に使われる御神木が長野から伊勢へ 樹齢300年以上の巨大なヒノキ 五十鈴川の川面を曳かれて境内まで

06.09(月)19:23
20年に1度行われる伊勢神宮の式年遷宮(しきねんせんぐう)。御神体を納める特別なヒノキが伊勢神宮に到着しました。
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6月9日三重県伊勢市に運ばれてきたのは、樹齢300年以上、長さ6メートルを超える巨大なヒノキ。伊勢神宮の式年遷宮で使われる最も大切な御神木のひとつです。
1300年にわたる歴史を持つとされる伊勢神宮の式年遷宮。20年に1度新しい木材を使って社殿を建て直し、宝物なども新調して御神体を移します。このヒノキは御神体が納められる器として使われるもので、6月3日と5日に長野県と岐阜県で切り出されました。
五十鈴川の川面を大木が行く…「川曳(かわびき)」
その後、愛知県一宮市などを通って三重県に入り、9日、内宮に到着。五十鈴川の川面を曳いて境内まで運ぶ、伝統の「川曳(かわびき)」で運びこまれ、あいにくの空模様ではありましたが、威勢の良いかけ声が町に響き渡りました。
(東京からの参拝客)
「こんな素晴らしい日に巡り合ってびっくりしている」
(大阪からの参拝客)
「迫力がすごかった。太さというか」
御神体が新殿に移る「遷御(せんぎょ)」が行われるのは8年後の2033年。前回の2013年には年間で1000万人以上が伊勢神宮に訪れ、経済効果は2400億円以上とされていて、地元も今後の盛り上がりに期待しています。
(地元の人)
「全国から人が来てくれるので楽しみ」
「この勢いで徐々に盛り上がるとうれしい」
10日には市民らが参加する「陸曳(おかひき)」が行われ、外宮に御神木が運び込まれます。