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最大29万8千人…南海トラフ巨大地震の想定死者数「10年で8割減らす」などとした新防災対策の基本計画を決定

07.02(水)06:39

南海トラフ巨大地震について政府は、想定される死者数を「10年間で8割減らす」などとした新たな防災対策の基本計画を決定しました。 2025年3月に南海トラフ巨大地震の新たな被害想定が公表されたことを踏まえ、中央防災会議で決定されました。 新たな防災計画では、最大29万8000人と想定する死者数について、今後10年で「概ね8割減少」すること、また235万棟と想定する全壊・全焼建物数も「概ね5割減少」とする減災目標を掲げています。 揺れや津波対策など具体的な目標を205個設け、特に、住宅の耐震化や感震ブレーカーの普及といった命を守る対策と、避難所の生活環境の向上など命をつなぐ対策を重点的に推進するとしています。