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原子炉領域の作業現場を初公開 浜岡原発1・2号機の解体・撤去は廃炉工程4段階中3段階目に

04.22(火)18:57
廃炉に向けた作業が進む静岡県にある浜岡原子力発電所の1・2号機の解体、撤去現場が公開されました。
記者:
「廃炉作業が進む1号機のタービン建屋です。タービンの羽根がむき出しの状態になっています」
浜岡原発の1号機と2号機は、建設後に見直された耐震基準を満たさないため、2009年に運転を終え、2042年度の廃炉に向けて解体、撤去作業が進められています。

4月22日に新たに公開されたのは、4段階ある廃炉工程のうち、3段階目の原子炉領域の解体現場です。こちらは2号機の原子炉建屋にある圧力容器の上ぶたです。上ぶたは3月中旬に圧力容器から取り外され、6月中を目途に細かく切断して撤去される予定です。
今後、中部電力は2035年度までに原子炉建屋内にある原子炉格納容器などを撤去する予定です。
浜岡原子力発電所 堀正義専門部長:
「日本で初めての炉内解体なので、被爆も含めて安全に十分な配慮が必要。これまでの経験をもとに知恵を出し合って、作業員の被ばく、住民の安全も含めて、確実に進めていきたい」