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陸上自衛隊発砲3人死傷事件 被告の元自衛官候補生の男(20)再び精神鑑定へ 弁護側の請求受け決定 岐阜地裁

07.30(水)18:56
2023年、岐阜市の陸上自衛隊の射撃場で、自衛隊員3人が自動小銃で撃たれ死傷した事件で、強盗殺人などの罪で起訴された元自衛官候補生の男について、弁護側の請求を受け、再び精神鑑定が行われることがわかりました。
この事件は、2023年6月、岐阜市にある陸上自衛隊の日野基本射撃場で、訓練中に隊員3人が自動小銃で撃たれ、2人が死亡、1人が大けがをしたものです。
岐阜地検は、当時18歳だった元自衛官候補生・渡辺直杜被告(20)を、2024年2月に、精神鑑定の結果を踏まえ強盗殺人などの罪で起訴しました。
関係者によりますと、検察側の鑑定内容に疑問があるとして、弁護側が地裁に精神鑑定を再び請求し、7月11日付で実施が決定されていたことがわかりました。
今後、地裁が選出した医師が再び刑事責任能力の有無などを調べるということです。
8月21日には、公判前整理手続きが行われ、争点などを明確にしたうえで、裁判員裁判で審理が行われる予定です。