県内の大学病院が続々とドクターカーを導入 クラウドファンディングで資金提供の募集も
09.09(月)18:31
9月9日は「救急の日」です。医師や看護師を乗せて救急現場に駆けつける「ドクターカー」の重要性が高まっています。
名古屋市瑞穂区の名古屋市立大学病院が「ドクターカー」を初めて導入し、9日から2台体制で試験的に運用を開始しました。
「ドクターカー」の活用でより早く治療にあたれることから、救命率の向上などが期待されます。病院では課題を検証したうえで、2025年度から24時間体制での本格運用を目指しています。
名古屋市立大学病院 救急科 服部友紀教授:
「必要な場所に医療を一刻でも早く届けるという理念のもとでやっていきたい」
一方、愛知県長久手市にある愛知医科大学病院は、すでにドクターカーを1台保有していますが、より大型の車両を導入するため、クラウドファンディングによる資金提供の募集を始めました。
愛知医科大学病院 高度救命救急センター 渡邉栄三センター長:
「例えば現場で水がもっとほしいとか、酸素ボンベがほしいとなると、前(座席側)に置くことになる(もう少し大きな車でないと活動が維持できない)」
愛知医科大学病院は2024年1月の能登半島地震で、大型の医療用コンテナを被災地に運び、被災者の救助にあたりました。
渡邉センター長:
「この活動をもっと知っていただいて、地域医療を守る仲間になってほしいという思いから、クラウドファンディングをしている」
クラウドファンディングの目標額は1300万円。10月31日まで寄付を受け付けています。