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脱炭素時代に向け「モノづくり企業」が「連携」でビジネスチャンス広げるべく展示・商談会

05.22(木)19:07
愛知県豊田市でものづくり企業の技術や製品などを紹介する展示会が始まりました。豊田商工会議所などがものづくり企業にビジネスチャンスを広げてもらおうと開いた「とよたビジネスフェア」。約140の企業や団体が技術や製品などを紹介しています。展示会の狙いの1つが、脱炭素、カーボンニュートラル時代への対応です。

自動車のマフラーなど、排気系の部品が売り上げの約半分を占める部品メーカー「三五(さんご)」は…
三五 恒川和久さん:
「排気系を中心とした事業を展開してきた会社としましては(カーボンニュートラルは)非常に由々しきというか、厳しい状況ではあります」
カーボンニュートラルで車の電動化が進むと、排気系の部品の需要が減ると危機感を抱いていました。
三五 恒川和久さん:
「(マフラーの)パイプの曲げ加工で培った技術を新規事業にも取り入れて、事業をこれから展開していく」
展示しているのは新製品のステンレス製のパイプです。建築現場で多く使われる鉄製のパイプと比べて3分の1ほどの重さでさびにくく、作業員の負担軽減とパイプの長寿命化が期待できるといいます。
三五 恒川和久さん:
「今回のフェアをきっかけに、我々の技術力、新規事業への取り組みを豊田市内の企業、学校関係の皆様にPRできればと狙ってきました」
豊田商工会議所 三宅英臣会頭:
「チームを組むなり、コラボを組むなり、ものづくりの基礎はできているので、これを自動車じゃないものにも生かしながらやっていきたい」