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旧東海銀行の頭取を務めた小笠原日出男さん死去 名古屋ボストン美術館の存続にも尽力

10.23(木)16:20
旧東海銀行で頭取を務めた、三菱UFJ銀行の小笠原日出男名誉顧問が10月9日、老衰のため愛知県春日井市内の病院で亡くなったことがわかりました。87歳でした。
小笠原さんは高知県出身で、1998年に旧・東海銀行の頭取に就任。バブル崩壊に伴う不良債権の処理を迅速に行い、旧・三和銀行との経営統合によるメガバンク化を指揮しました。2004年から名誉顧問を務めていました。また、2005年には、入場者の減少などから資金繰りが厳しくなった名古屋ボストン美術館の存続に尽力。ボストン側との運営費用の交渉や地元財界からの資金集めに奔走し、その後10年以上に渡っての運営を可能にしました。三菱UFJ銀行は後日、銀行主催の「お別れ会」を開催する予定です。