「関税措置の影響は確認されていない」中部5県の5月の対米輸出額は前年比6.9%減の5028億円

名古屋税関は6月18日、中部5県の5月の貿易概況を発表しました。輸出額は2024年の同じ月よりも1.4％少ない1兆8449億円でした。このうち、アメリカへの輸出額は5028億円で、6.9％減少しました。

減少したのは、自動車とその部品です。アメリカのトランプ政権による関税措置の影響が現れたのでしょうか。名古屋税関の担当者は…

名古屋税関調査統計課 平野郁課長：
「アメリカの輸出自動車は金額は減少だが、台数は伸びている。聞き取り結果では（輸出額の減少は）生産計画に基づくものだと聞いている。貿易概況では、（関税措置の）影響は確認されていない」

一方、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は6888億円で、黒字を維持しています。