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春の「てりたま需要」で「卵」の需要アップ 鳥インフル終息も品薄で卵の価格はなかなか下がらず

03.14(金)14:57
名古屋市中区大須の「生鮮食品館 サノヤ」の百武勇希さんに卵の価格について聞きました。

●卵 M1パック
店頭価格290円(仕入れ価格 前週比+5円)
3月9日、愛知県で13例目の鳥インフルエンザが発生した養鶏場から、3キロ圏内のニワトリの移動制限が解除になりました。鳥インフルエンザも終息に向かい、卵の価格も徐々に下がるのではないかとの予想がありましたが、今週の仕入れ価格は5円上がりました。
サノヤ 百武勇希さん:
「鶏インフルエンザは、ほぼ終息したと思うのですが、殺処分でMやLサイズの大きい卵が減っています。そのためSサイズなどの小さい卵の需要も増えて少なくなり、卵全体が少なくなっていることはあまり変わっていない状況です」
まだひな鶏が育っていないため、大きいサイズの卵を産むまで時間がかかりそうとのことです。
“てりたま”の需要増加で価格上昇

さらに照り焼きソースのかかった肉に卵がのった“てりたま”需要増加も、価格上昇の理由の1つです。
サノヤ 百武さん:
「てりたまの需要が増えているので、東京や大阪の相場が1パックあたり10円ほど上がっています。この地方も引っ張られるかたちで5円上がってしまいました」
――今後の価格はどのように変化しそうですか。
「いま、ひな鶏が順調に育っているので、LやMサイズの大きい卵が増えてくれば、少しずつ下がるのではないかと思います」
(2025年3月13日放送「5時スタ」より)