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リニア中央新幹線 岐阜の地下トンネル3か所 工事完了が最長5年半遅れる見込み もろい地質が影響 JR東海

09.18(木)18:43
リニア中央新幹線の岐阜県内を通る3か所の地下トンネル工事などについて、完了が最長でおよそ5年半遅れる見込みであることがわかりました。
JR東海は18日、いずれも2026年6月までを工事期間としていた、恵那市大井町から武並町までを通る「長島トンネル」と、同じく武並町から瑞浪市大湫町までを通る「日吉トンネル・武並工区」の工事完了が、2031年12月まで遅れる見込みだと明らかにしました。
また、中津川市を通る「駒場トンネル」の工事完了も、2031年7月まで遅れる見込みだということです。
最長でおよそ5年半遅れる見込みで、いずれも当初の想定より、もろい地質が続いていて、慎重に掘り進める必要があることなどが理由だということです。
リニアの開業は少なくとも2035年以降の見通しで、JR東海は今回の遅れは開業スケジュールに影響しないとしています。
地下水位の低下や地盤沈下が起きている瑞浪市大湫町の「日吉トンネル・南垣外工区」については、2026年9月末までが当初の工事期間ですが、現在、工事は中断されています。