
アートのような華やかさ…バラやキクをかたどった『花おはぎ』洋菓子店から業態変更した店主の“和菓子愛”


愛知県岡崎市の「Hannah-ハナ」では、洋菓子の技術を活かし、バラやキクをかたどった華やかな「花おはぎ」を販売しています。見た目の美しさに加え、いちごやレモンなど素材の工夫も光り、幅広い世代から注目を集めています。
■岡崎のカフェで出会える“花のおはぎ”
岡崎市の「Hannah-ハナ」で人気を集めるのが、この季節にぴったりの花おはぎ。白あんにいちごパウダーとビーツを加えた自家製いちごあんを、もち米の上にしぼった「いちご(バラ)」(800円)は、まるでバラの花のような華やかさです。

客: 「すごいキレイでびっくり。いちごの香りがさっぱりしてすごくおいしい」 また、白あんにレモンパウダーと紫芋パウダーを合わせ、細かく絞って仕上げた「檸檬×紫芋(キク)」(400円)は、淡い色合いがなんとも上品です。

花おはぎ以外にも、白あんにフランス産マロンペーストを混ぜた「栗」(420円)や、ラム酒に漬けたレーズンとつぶあんを合わせた「ラムレーズン」(400円)。

さらにはこしあんにナッツをまぶしたユニークな「ナッツ」(400円)など、多彩なラインナップが揃います。

客: 「おはぎにナッツが合うって、ビックリしました」
■洋菓子店から転身…おはぎ専門店に
花おはぎを作ろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

店主: 「おはぎのしぼりは洋菓子の技術で、洋菓子出身の私にとっては飛び込みやすかった」 同店は、2025年3月に“おはぎ専門店”としてオープンする前は、地元で親しまれる洋菓子店でした。なぜ洋菓子店からの転身を決めたのでしょうか。

店主: 「単純に和菓子が好きだった。洋菓子を作りながらも、京都に和菓子を習いに何度も行っていた。華やかさで言えば練り切りがありますが、敷居が高いイメージがあります。でもおはぎだと手に取りやすくて、ご家族で楽しんでいただけるかなと」 和菓子をもっと気軽に楽しんでもらいたいと、おはぎ専門店を開業したのです。伝統の和菓子に洋菓子の感性を取り入れた華やかな“花おはぎ”は、多くの人を魅了しています。 2025年9月19日放送