
連合愛知の組合の平均賃上げ率5.6% 過去13年で最高水準 「人への投資、労使で考え一致」

04.09(水)20:34
連合愛知は9日、今年の春闘で3月末までに回答があった組合の平均賃上げ率が、過去13年で最も高い水準となったと発表しました。

連合愛知によりますと3月末までに要求を出した386組合のうち、220組合に対して回答があったということです。
賃上げは月平均1万8179円と昨年の同時期と比べて1672円増え、賃上げ率は5.6%と、比較できる2013年以降で最大となりました。
連合愛知の可知洋二会長は「自動車関連など製造業を中心に価格転嫁が進んでいる。物価高でも人の生活を守ることや、人材の確保・定着といった、人への投資について労使で考えが一致した結果だと推察している」と話しています。
また先週から始まったトランプ米大統領による相互関税政策について、可知会長は政府の交渉に期待したいとしたうえで、「難局を乗り越えていくためには人への投資が必要ではないか」としています。