ドクターイエロー第2の人生「リニア・鉄道館」で一般公開へ 鉄道ファンが搬入をお手伝い

「ドクターイエロー」の第2の人生へファンが協力しました。T4編成が「リニア・鉄道館」で一般公開されることになり、ファンも参加して準備が行われました。
1月に役目を終えた、T4編成。
「新幹線のお医者さん」ドクターイエローとして、親しまれてきました。
その7号車が、名古屋市港区の「リニア・鉄道館」で展示されることになりました。
「リニア・鉄道館」では、これまで展示していた“だんご鼻”のT3編成が石川県の施設に行くことになり、5日、新旧2つのドクターイエローの入れ替え作業が行われました。
浜松工場できれいに色を塗り直すなど、約2カ月間の整備を受けたT4編成。
ピカピカの車体に、黄色い手が添えられていきます。
自分の人生を重ね合わせるファンも

7日、38人のファンが搬入作業を体験しました。
重量41.7tの車両が、館内に敷かれたレールの上をゆっくりと進みました。
岡部仁館長も、音頭をとりながら見守ります。
「楽しかった」(参加者)
「東京から来ました。日帰りでこのために新幹線で来ました。いつでも見られるようになり、隅々まで見て、また楽しみたいなと思います」(参加者)
T4編成と、自分の人生を重ね合わせるファンも。
「ドクターイエローも第2の人生がきょうから始まりますので、私もことし還暦になりますので、とても勇気をいただきました」(参加者)
一般公開に向け準備が進む

T4編成を迎え入れる岡部館長。イベントの最中に、車体を磨いていました。
Q.気になりますか
「いやちょっと輸送中の汚れがついちゃったんで、せっかくだからおめかしを」(リニア・鉄道館 岡部仁館長)
14日の一般公開に向けて、準備が進みます。
「当館のコンセプトでもある『夢と思い出のミュージアム』ということで、来館者がそれぞれの世代で『懐かしいな』というのがあり、歴史的技術的にも、パネルとかを見て、感じていただけたら非常にうれしい」(岡部館長)