離島の海産物が「ドローン」でやってきた 愛知県でドローン輸送の実証実験 物流業界が抱える問題解決へ
10.07(月)18:09
ドローンで離島に荷物を運ぶ実証実験が、10月7日から愛知県西尾市で始まりました。
海の上を飛んできたのは、縦・横2メートルを超えるドローンです。20キロまでの荷物を運ぶことができます。着陸したのは西尾市の一色漁港。約8キロ先の佐久島から特産品のオオアサリを運んできました。
これは人手不足をはじめ、物流業界が抱える問題の対策として愛知県と西尾市などが始めた、ドローン輸送の実証実験です。ドローンで本土と離島を結ぶ実証実験は県内では初めてです。実験の期間は11月5日までの約1カ月間で、一色漁港と佐久島を1日2往復して荷物を運びます。
一色漁港に到着したドローンは、西尾市名産の抹茶やエビせんべいを載せ、今度は佐久島に向け飛び立ちました。
愛知県 大村秀章知事:
「県民の皆さんにとって安全安心で、自分たちの生活を豊かにする便利な技術として認識してもらえるとありがたい」
愛知県は2026年までに物流ドローンの実装を目指しています。